レイノルズ係数(読み)reynolds

パラグライダー用語辞典 「レイノルズ係数」の解説

レイノルズ係数

流体内の物体の抗力係数Rは、その物体の密度粘性係数速度および形状や大きさに関係していることをいう。つまり同じ空気の中を同じ形でも異なる大きさの物体を置くと、小さな物ほど空気の粘性を強く感じることである。パラグライダーはその搭載重量により各サイズ(大きさ)がある。同じ機種のものでもXSサイズとXLサイズでは性能がかなり違っている。例えば、同じ機種にてDHVの安全基準をパスする際、XSサイズのみ認定が大幅に遅れたり、1ランク上になってしまう事の大きな原因の一つにこのレイノルズ係数がある。また、パラグライダーを設計する際に、縮尺模型を使用して各データーを測定しても、実際の機体との間に性能のギャップが生じる事もレイノルズ係数が起因している。

出典 パラグライダー用語辞典について 情報

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