ルーペ(英語表記)Lupe; magnifying glass

精選版 日本国語大辞典 「ルーペ」の意味・読み・例文・類語

ルーペ

〘名〙 (Lupe) 拡大鏡虫めがね
食後の唄(1919)〈木下杢太郎〉街頭風景「主人は片眼より廓大鏡(ルウペエ)を外し」

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デジタル大辞泉 「ルーペ」の意味・読み・例文・類語

ルーペ(〈ドイツ〉Lupe)

拡大鏡。虫めがね。
[類語]虫眼鏡拡大鏡天眼鏡

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルーペ」の意味・わかりやすい解説

ルーペ
Lupe; magnifying glass

拡大鏡,虫めがねともいう。小さい物を大きくして見るレンズ実物と,レンズから見た大きさの比を倍率と呼ぶが,倍率が5倍ぐらいまでは,1枚の両凸レンズ,それ以上のものは,収差を除くため複数のレンズを組合せる。普通はガラスを使うが,プラスチック製もある。ポケット用,柄つきの手持ち用,照明つき,目盛りつき測定用,時計屋用などの種類がある。短焦点で,倍率は2~40倍,高倍率のものほど口径が小さく,低倍率で1枚レンズでは大口径となる。

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百科事典マイペディア 「ルーペ」の意味・わかりやすい解説

ルーペ

拡大鏡

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世界大百科事典(旧版)内のルーペの言及

【顕微鏡】より

…この対物レンズと接眼レンズ両者の組合せによって形成されるいわゆる複式顕微鏡は,オランダの眼鏡師ヤンセン父子(Hans JanssenおよびZacharias Janssen)によって1590年から1609年ころにかけて発明されたといわれ,この複式顕微鏡が今日のすべての顕微鏡の基本的構成となっている。これに対して,1個あるいは数枚の組合せであっても,単一の凸レンズによって物体を拡大して見るいわゆる虫眼鏡などのルーペ形式のものを単式顕微鏡という場合もある。しかし,ルーペ形式のもので倍率を上げるためには,短い焦点距離の凸レンズによって拡大された虚像を明視の距離に作らねばならず,高倍率化とともにレンズと試料が人間の目にひじょうに接近せざるを得ないこと,視野がせまくなることなどの原理的難点のために限界がある。…

【レンズ】より


【レンズの種類】

[拡大鏡と接眼レンズ]
 焦点距離の短い凸レンズによって小物体の拡大した虚像を作り目で観察する。これを拡大鏡またはルーペという。拡大率は1+250/f′で与えられる(f′の単位はmm)。…

※「ルーペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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