ルート認証局(読み)ルートニンショウキョク

デジタル大辞泉 「ルート認証局」の意味・読み・例文・類語

ルート‐にんしょうきょく【ルート認証局】

電子証明書を発行する認証局の一。中間認証局など他の認証局の上位にあり、正当性を保証する。自分の正当性は自らが保証するため、運用実績や厳正な監査などが必要となる。RCA(root certificate authority)。

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IT用語がわかる辞典 「ルート認証局」の解説

ルートにんしょうきょく【ルート認証局】

電子証明書を発行する認証局のうち、より上位の認証局によって正当性が保証される階層構造最上位に位置し、自らの正当性を自ら証明できる認証局。下位の認証局(中間認証局)の正当性を保証する。◇「root certification authority」の頭文字から「RCA」ともいう。また、「ルートCA」ともいう。信頼のよりどころとなるルート認証局の正当性は、厳正な監査や運用実績など、電子証明書以外のもので証明する。⇒認証局

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ルート認証局」の解説

ルート認証局

PKIにおいて、鍵の所有者身元を証明する最上位の認証局。PKIでは、公開鍵の所有者の身元を証明するために、認証局からの証明書を利用する。そして一般の認証局からの証明書は、上位に位置する認証局の署名によって正当性が保証されるという階層構造になっている。ルート認証局とは、こうした階層構造のトップ(ルート)に位置する認証局である。ルート認証局の証明書は自身の署名があるだけで、他の認証局の署名によって正当性が保証されるわけではない(これは「自己署名型」と呼ばれる)。ルート認証局は、その証明書が正しいという告知を社会的に行なっている企業(ベリサインや日本ボルチモア、エントラストジャパンなど)が運営している。

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