日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルブ・アル・ハーリー砂漠るぶあるはーりーさばくRub‘ al-Khālī アラビア半島南部に広がる広大な砂漠。ルブ・アル・ハーリーとはアラビア語で「空白の区域」の意。その規模は長さ1200キロメートル、幅650キロメートル、面積65万平方キロメートルに達し、サウジアラビアのほかイエメン、オマーン、アラブ首長国連邦にも及ぶ。一部は岩盤が裸出し(岩石砂漠)、小石(礫(れき))で覆われる(礫砂漠)が、ほとんどは砂(すな)砂漠を呈する。世界でもっとも乾燥し、もっとも荒漠とした地域と称せられる。東縁部では石油の産出をみる。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例