日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 リール(Herbert Riehl)りーるHerbert Riehl(1915―1997) ドイツ生まれの気象学者。アメリカのニューヨーク大学、シカゴ大学で学び、コロラド大学教授を務める。1972年、コロラド州立大学を辞してドイツに帰り、故シェルハーグRichard T. A. Scherhag(1907―1970)教授の後任としてベルリン自由大学教授となった。その後アメリカ国立大気研究センター研究員となる。熱帯気象学、とくに熱帯の大循環、台風、偏東風波動、熱収支などの研究が有名で、1979年の『熱帯の気候と天気』は標準的な教科書として広く読まれている。[根本順吉][参照項目] | 熱帯気候 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例