日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 リバーズ(Larry Rivers)りばーずLarry Rivers(1923―2002) アメリカの画家。ニューヨーク生まれ。ジュリアード音楽学校に学んだが、1941年から絵画に転向してハンス・ホフマン美術学校、ニューヨーク大学で美術を専攻した。ホフマンのもとでは抽象絵画を制作し、50年に渡欧してからは具象画に転じた。その後は、具象的イメージと言語とを組み合わせた独得の作風を展開するなど、その画歴は曲折を経ている。ポップ・アートに近接した作家としてあげられることもあるが、特定の芸術活動や流派に属するというよりは個性的な歩みを示している。[石崎浩一郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例