リノキシン(読み)りのきしん

世界大百科事典(旧版)内のリノキシンの言及

【亜麻仁油】より

…組成,物性の一例を表に示す。不飽和酸を多量に含むため乾燥性に富んでいて,空気中に放置するか,空気を吹き込みながら加熱すると,容易に酸素を吸収して酸化反応を起こしながら縮重合し,弾力性のある耐水性半透明の高分子物質リノキシンlynoxynを生ずる。亜麻仁油は,その高度の乾燥性を利用して,ペイント,ワニス,リノリウム,油布,印刷インキ用に,またゴム代用品,硝化油,薬用,軟セッケン原料などに用いられる。…

【リノリウム】より

…亜麻仁油,キリ油のような乾性油を一部酸化,硬化させたもの(リノキシンlinoxynという)に,ロジン,充てん(塡)材(おがくず,コルク粉など),顔料などを配合して麻布の上に被覆し,ロールの間を通して圧着(カレンダー加工)したもの。1860年代にイギリスのウォールトンFrederick Waltonが発明。…

※「リノキシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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