日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ラーマン(Zia-ur-Rahman)
らーまん
Zia-ur-Rahman
(1936―1981)
バングラデシュの軍人、政治家。ボーグラー県に生まれる。17歳でパキスタン陸軍に入隊、1965年陸軍少佐。1971年3月26日チッタゴン放送局から歴史的なバングラデシュ独立宣言を行い、独立戦争でゲリラを指揮。1975年8月反ムジブル・ラーマン派軍部クーデター後、陸軍参謀長、11月連続軍部クーデターで実質上全権を掌握、1977年4月大統領に就任した。1978年6月大統領選挙で信任され民政移管に着手、9月バングラデシュ民族主義党を創立、「自力更生」で政治・経済の安定化に努めたが、1981年5月30日軍部内反対派によって殺害された。
[浜口恒夫]
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