ラメ(英語表記)lamé[フランス]

精選版 日本国語大辞典 「ラメ」の意味・読み・例文・類語

ラメ

〘名〙 (lamé) 金属箔の糸の総称。一般には金、銀、錫、アルミニウム箔のものをいう。また、それを織り込んだ布地編地
※めし(1951)〈林芙美子ジャンジャン横丁インディアン・ラメの、黄色いワンピース」

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デジタル大辞泉 「ラメ」の意味・読み・例文・類語

ラメ(〈フランス〉lamé)

金糸銀糸または金属の切りはくを織り込んだ織物。また、金属の切り箔を巻きつけた糸。

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改訂新版 世界大百科事典 「ラメ」の意味・わかりやすい解説

ラメ
lamé[フランス]

金,銀などの箔や金属の糸を用いて柄を出した織物。金ラメ銀ラメなどともいう。箔を用いる場合は和紙にはり合わせたものを細く切って糸状にする。これをラメ糸と呼び,毛糸にからませて編物にする。ラメの織物は金属的な輝きがあるので,装飾性の強いドレスやセーター,また袋物などに用いられる。
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百科事典マイペディア 「ラメ」の意味・わかりやすい解説

ラメ

金糸・銀糸や金属の切箔(きりはく)を用いて模様を織り出した織物。最近はアルミニウムなどをプラスチックフィルムなどの表面に真空蒸着させたものを裁断して糸状にしたものを用いる。光る布として装飾的効果が高く,婦人服,和服,ハンドバッグなどに用いる。

ラメ

フランスの数学者,物理学者。ロシアで鉱山技師をつとめた後,1832年帰国しエコール・ポリテクニク教授。弾性論,熱学を研究し,ラメの関数,弾性のラメの定数を導入。

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367日誕生日大事典 「ラメ」の解説

ラメ

生年月日:1795年7月22日
フランスの数学者
1870年没

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