ラドガ[湖](読み)ラドガ

百科事典マイペディア 「ラドガ[湖]」の意味・わかりやすい解説

ラドガ[湖]【ラドガ】

ロシア北方にある湖。カスピ海に次ぎ,ヨーロッパ第2の大湖。面積1万8135km2。平均水深51m,最大水深230m。12月から4月間氷結。約500の小島がある。オネガ湖とイリメン湖の水が流入し,ネバ川でフィンランド湾流出魚類が多い。南岸沿いに可航水路が開かれている。古代ロシアにおいて,スカンジナビア,バルト海沿岸諸国とビザンティン帝国とを結ぶ交易路上にあり,重要な役割を果たした。現在も,ロシア・ヨーロッパ部分の内陸水運の重要ポイント。

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