化学辞典 第2版 の解説
ライマー-ティーマン反応
ライマーティーマンハンノウ
Reimer-Tiemann reaction
フェノールとクロロホルムをアルカリ水溶液中で反応させて,o-およびp-ヒドロキシベンズアルデヒドを生成する反応.
o-/p-の生成比は,溶媒やベンゼン環の置換基によってかわる.ベンゼン環に電子求引性基をもつフェノールでは収率が低く,また,フェニルエーテルは反応しない.クロロホルムから生じたジクロロカルベンCCl2の求電子置換機構が考えられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報