ヨードトリメチルシラン

化学辞典 第2版 「ヨードトリメチルシラン」の解説

ヨードトリメチルシラン
ヨードトリメチルシラン
iodotrimethylsilane

trimethylsilyl iodide.C3H9ISi(200.10).(CH3)3SiI.ヘキサメチルジシロキサンヨウ化アルミニウムとの反応,あるいはヘキサメチルジシランヨウ素による切断で得られる.無色の液体.沸点106~107 ℃.1.470.1.474.加水分解を受けやすく,光に不安定である.窒素雰囲気中で銅粉を入れて貯蔵する.エステルやほかのハロゲン化アルキルヨウ化アルキルへの変換エーテル結合の切断など有機試薬として用いられる.[CAS 16029-98-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android