ユング・シュティリング(読み)ゆんぐしゅてぃりんぐ(英語表記)Jung-Stilling

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユング・シュティリング」の意味・わかりやすい解説

ユング・シュティリング
ゆんぐしゅてぃりんぐ
Jung-Stilling
(1740―1817)

ドイツの小説家。本名ヨハン・ハインリヒユングウェストファーレンのヒルヒェンバッハ近郊に生まれる。小学校教師、町工場主の番頭などの職を経たのち医学を学んで開業医となり、さらに経営学の大学教授に転じた。友人ゲーテの世話で出版された『ハインリヒ・シュティリングの幼年時代』(1777)とその続編全六巻は、敬虔(けいけん)主義的色彩の濃い自伝小説として知られる。

[伊藤利男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android