ユスティニアヌス[1世](読み)ユスティニアヌス

百科事典マイペディア の解説

ユスティニアヌス[1世]【ユスティニアヌス】

ビザンティン帝国皇帝(在位527年―565年)。ユスティヌス1世の甥(おい)。妃のテオドラ共同統治ベリサリオスナルセスらを起用し,バンダル王国東ゴート王国征服西ゴート王国の一部を奪って,一時的に地中海を湖となす帝国を再現。〈ローマ法大全〉を編纂(へんさん)させ,ハギア・ソフィアアヤソフィア)を建設し,また皇帝教皇主義政策を行った。大帝と呼ばれる。
→関連項目サン・ビターレ教会プロコピウスベリサリオスローマ法

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