ユキザサ(雪笹)(読み)ユキザサ(英語表記)Smilacina japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユキザサ(雪笹)」の意味・わかりやすい解説

ユキザサ(雪笹)
ユキザサ
Smilacina japonica

クサスギカズラ科の多年草。日本,東アジア,ウスリー,アムールに分布する。山地の林中,木陰に生える。地下茎は肉質で地をはい,節から根を出す。茎は長さ 20~60cmで直立するが上半は斜上し,上部になるに従って毛が多くなる。下部は白色膜質の葉鞘で包まれる。葉は 2列に並び,柄は短く広楕円形両面に毛が多い。5~7月,円錐花序を頂生し,小さい白花をつける。液果は初め緑色球形,赤熟する。果肉は甘いが,やや毒性があるといわれる。同属の近縁種は北アメリカにもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android