ヤショーバルマン(英語表記)Yaśovarman

改訂新版 世界大百科事典 「ヤショーバルマン」の意味・わかりやすい解説

ヤショーバルマン
Yaśovarman
生没年:?-745ころ

インドの王。在位715ころ-745年ころ。ハルシャ・バルダナ死後50年以上経て,諸王朝が割拠した北インドにおいてガンガーガンジス)川中流域に台頭し,カナウジを都としてベンガルと中央インドヘ進出,北インドの覇権を握った。王のもとにはサンスクリット劇作家ババブーティらの文人が集まり,文芸が栄えた。しかし王の死後,王国はほどなく滅びた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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