モーガン ツァンギライ(英語表記)Morgan Tsvangirai

現代外国人名録2016 「モーガン ツァンギライ」の解説

モーガン ツァンギライ
Morgan Tsvangirai

職業・肩書
政治家 ジンバブエ民主変革運動(MDC)議長 元ジンバブエ首相

国籍
ジンバブエ

生年月日
1952年3月10日

出生地
ローデシア・グツ(ジンバブエ)

本名
Tsvangirai,Morgan Richard

学歴
ハーバード大学

経歴
れんが職人を父に、9人の兄弟姉妹の長男として生まれる。学校を途中でやめ、1974年から10年間鉱山で働き、家族を養う。’80年の独立時は与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の支持者だったが、’88年ジンバブエ労働組合会議(ZCTU)書記長に就任。’99年労働組合を母体に野党民主変革運動(MDC)を組織、議長を務める。2000年の議会選では、全議席の約半数を取る大健闘を見せた。2002年3月大統領選に出馬するが、ムガベ大統領に惜しくも敗れる。ムカベ暗殺を計画したとして2002年に起訴されたが、2004年10月無罪となる。2007年3月当局に拉致され、拷問頭部重傷を負う。2008年3月大統領選1回目投票で5期目を目指すムガベ大統領を抑えて最多得票を得るが、当選可能な得票率に達しなかったとして、7月に大統領との決選投票が決定。しかし、6月遊説に向かう途中、警察に拘束される。議長支持者約90人が殺害されるなど組織的な暴力による選挙戦が展開され、自由で公正な選挙が不可能になったとして、選挙戦から撤退。9月大統領と連立政権樹立に関する合意文書に調印。2009年2月新設の首相に就任し、ムガベ大統領の権限を弱めることに初めて成功した。2013年7月の大統領選でムガベに敗北し、首相ポスト廃止に伴い失職

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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