日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 モンロー(Alexander Monro)もんろーAlexander Monro(1733―1817) イギリスの解剖学者。エジンバラに生まれる。父を継いで神経解剖学を研究。1758年エジンバラ大学解剖学教授。『神経系の構造と機能の観察』(1783)、『脳・眼・耳に関する三論文』(1797)、『脳の病理解剖学』(1827)は高く評価される。モンロー孔(第三脳室と側脳室の間の室間孔)、モンロー腔(くう)、モンロー溝(視床下溝)、モンロー裂(海馬溝)など脳の解剖学名にその名を残している。[澤野啓一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例