メリヤス編(読み)メリヤスあみ

精選版 日本国語大辞典 「メリヤス編」の意味・読み・例文・類語

メリヤス‐あみ【メリヤス編】

〘名〙 糸をたて(経メリヤス)またはよこ(緯メリヤス)に渡しながら輪奈を作り、その輪奈に次の段の糸を同じく輪奈を作りながらくぐらせていく操作を連続する編み方。平編み
※毛糸編物独案内(1888)〈浜田兼次郎〉「夏手袋を作るには編針は針を用ひメリヤス編の如く糸を掛け」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のメリヤス編の言及

【編物】より

…4~5世紀前後のエジプト,コプト時代の遺跡からは指先の分かれた編みソックスや人形の帽子などが発見されている。これらはすべてメリヤス編である。中世以降はアラブがエジプト征服により技術を高め,8世紀には刺繡や編みの技術をイスラム文化とともに西欧に伝えたといわれる。…

※「メリヤス編」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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