メテロシデーロス(読み)めてろしでーろす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メテロシデーロス」の意味・わかりやすい解説

メテロシデーロス
めてろしでーろす
[学] Metrosideros excelsa Sol. ex Gaertn.

フトモモ科(APG分類:フトモモ科)の常緑高木または低木本属の植物は南アフリカ、東部マレーシア、オーストラリアニュージーランドなどに約70種分布する。よく知られるエクセルサ種はニュージーランド原産で20~30メートルに達し、クリスマスのころに緋(ひ)赤色花を開く。このため英名をクリスマスツリー・オブ・ニュージーランドとよぶ。材は家具材とする。またケルマデケンシス・ワリエガータ種は濃緑色の厚葉に黄金色の覆輪斑(ふ)が入り、枝端にブラッシノキ(フトモモ科)に似た緋赤色の房状花をつける。

[植村猶行 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android