メッセ

精選版 日本国語大辞典 「メッセ」の意味・読み・例文・類語

メッセ

〘名〙 (Messe) 見本市定期市。〔アルス新語辞典(1930)〕

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デジタル大辞泉 「メッセ」の意味・読み・例文・類語

メッセ(〈ドイツ〉Messe)

見本市のこと。

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百科事典マイペディア 「メッセ」の意味・わかりやすい解説

メッセ

中世ヨーロッパの市を意味するドイツ語で,〈ミサ〉の語に由来。古くはキリスト教祭日など一定季節に開かれ,商人産地で商品を仕入れ各地のメッセで取引した。シャンパーニュの大市が代表的。17世紀ごろから外国貿易や国内取引の大規模化で衰退。現在はライプチヒフランクフルトハノーファーなどの見本市がメッセと呼ばれる。
→関連項目国際見本市年市見本市

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世界大百科事典(旧版)内のメッセの言及

【市】より

…日曜日の市や特定の品物の市などは週市の変形であった。市を意味するドイツ語のメッセMesseは教会のミサに由来する言葉で,転じてミサのあとに開かれる市をも示すようになった。マルクトMarktはラテン語のmercatusに由来し,〈買う〉〈商う〉に主たる意味がある。…

【定期市】より

…週市は日曜日のミサのあとや祭日に開かれることが多かった。市を意味するメッセMesse(ドイツ語),フェリアferia(英語,スペイン語),フォアールfoire(フランス語)はみな礼拝の意味であり,礼拝に集まってくる人々を対象として開かれたために市も同じ名で呼ばれたのである。市場設立の特許状がまず教会と修道院に与えられたのも,巡礼地の教会の前庭がしばしば市場となっていたことと関連がある。…

※「メッセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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