メチルマロニルCoA(読み)メチルマロニルコエー

化学辞典 第2版 「メチルマロニルCoA」の解説

メチルマロニルCoA
メチルマロニルコエー
methylmalonyl coenzyme A

C25H40N7O19P3S(867.61).HOOC-CH(CH3)-CO-CoA.アミノ酸(L-バリンL-メチオニンL-イソロイシン)や奇数炭素脂肪酸の分解過程で生じる代謝中間体.メチルマロニルCoAが関与する代謝系は高等動物で発達しており,プロピオン酸(C3 化合物)からオキサロ酢酸(C4 化合物でトリカルボン酸サイクル入口において律速となる)を供給することにより,代謝調節に重要な役割を果たしていると推定されている.[CAS 1264-45-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android