メチルエーテル(読み)めちるえーてる(英語表記)methyl ether

精選版 日本国語大辞典 「メチルエーテル」の意味・読み・例文・類語

メチル‐エーテル

〘名〙 (Methyläther) メチルアルコールを脱水してつくられる快い香を有する無色気体引火性が高い。化学式は (CH3)2O 冷却剤として用いる。〔舶来語便覧(1912)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「メチルエーテル」の意味・読み・例文・類語

メチルエーテル(〈ドイツ〉Methyläther)

ジメチルエーテル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メチルエーテル」の意味・わかりやすい解説

メチルエーテル
めちるえーてる
methyl ether

一般にはアルコールやフェノールヒドロキシ基水素原子メチル基で置換したエーテル類ROCH3(ここでRは脂肪族あるいは芳香族炭化水素基)のことをいう。狭義にはジメチルエーテルをさす。これはメタノール(メチルアルコール)から触媒上でメタノール2分子から1分子の水を脱離させて製造する。常温で無色のエーテル臭の気体。冷却剤としても用いられることがあるが引火しやすい。エタノールエチルアルコール)に溶けやすく、また低温で塩化水素と付加体をつくる。

[徳丸克己]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メチルエーテル」の意味・わかりやすい解説

メチルエーテル
methyl ether

ジメチルエーテル (CH3)2O の略称。沸点-24℃。冷却剤として用いられる無色,快香をもつ気体。メチルアルコールに硫酸を加えて熱すれば生じる。またメチルアルコールからホルムアルデヒドを製造するとき副生する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「メチルエーテル」の解説

メチルエーテル
メチルエーテル
methyl ether

[同義異語]ジメチルエーテル

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android