メダル(medal)
1 表彰や記念のために贈る、金属製の小さな記章。ふつう、図案・文字などが浮き彫りにしてある。賞牌。「金メダル」「記念メダル」
2 1のうち、特に金メダル・銀メダル・銅メダルのこと。「次の大会ではメダルをねらう」「メダル圏内」
3 1に似た金属製の円板。硬貨やチケットなどの代わりに用いられる。「メダルゲーム」「パチスロ用のメダル」
[補説]2は日本語での用法。
[類語]トロフィー・賞杯・カップ・賞牌
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メダル
浮彫その他の細工を施した金属製の小円板。金,銀,青銅などを素材として鋳造または印刻される。人の功績を称賛・記念して作られることが多い。古代のギリシア,ローマの貨幣も含めていう。ルネサンス期にピサネロ,チェリーニ,メムリンクなどがすぐれた作品を作って盛んになった。→メダイヨン
→関連項目古銭学
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メダル
〘名〙 (medal)⸨メタル⸩ 競技の入賞者や功績のある者に褒賞として贈られる記章。金属製で、文字や図案を浮彫りにした
円形のものが多い。また、行事の記念などのために作られたり、売り出されたりするもの。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六「十五歳にして銀の匾円
(メダル)を
賞賜せらる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
メダル【medal】
あることを記念したり,人の功績を賞するために作られる,主として円形の金属小品で浮彫が施されたもの。メダルの浮彫は古代・中世では鋳出されたが,16世紀ころから,ビュラン彫(エングレービング)によるじか彫が行われるようになった。材料は銅,鉛および金,銀が使用される。賞牌(しようはい),記念章や勲章および古代ギリシア・ローマの貨幣もこれに含まれる。 古代ギリシアの貨幣は芸術的にも価値高い工芸品であった。前5世紀にできたアイギナの銀貨は亀の浮彫模様を示し,またコリントスの銀貨は,表に兜(かぶと)をかぶった右向きのアテナ女神を彫り,裏には天馬が空駆ける活発な模様を施している。
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