メタン生成菌(読み)メタンセイセイキン

デジタル大辞泉 「メタン生成菌」の意味・読み・例文・類語

メタン‐せいせいきん【メタン生成菌】

水素二酸化炭素または酢酸メタノールなどの有機物からメタンを作り出し、エネルギーを獲得する嫌気性微生物古細菌一種水田湿地海底・地下深部などに生息する。メタン菌メタン生成古細菌
[補説]オーストラリア西部の約35億年前の地層から採集された石英の中の気泡に、生物が合成したメタンが含まれていたことから、全生物の共通祖先に近い生物と考えられている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android