メアリー[1世](読み)メアリー

百科事典マイペディア 「メアリー[1世]」の意味・わかりやすい解説

メアリー[1世]【メアリー】

チューダー朝イングランドの女王(在位1553年―1558年)。メアリー・チューダーとも。ヘンリー8世と最初の王妃キャサリンとの子。熱心な旧教徒で,異母弟エドワード6世の治世には迫害をうけたが,即位後スペイン皇太子フェリペ(のちの2世)と結婚し,英国ローマ教会に復帰させた。新教徒の迫害を行って国民の反感かい,〈流血好きのメアリーBloody Mary〉とあだ名された。スペインと結んだフランスとの戦争の結果大陸に残された最後の領土を失った。
→関連項目ウォリック伯エリザベス[1世]キャサリン[アラゴンの]クランマーステーショナーズ・カンパニーブラディメアリーレスター伯

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android