ムート(読み)むーと(英語表記)Carl Muth

日本大百科全書(ニッポニカ)「ムート」の解説

ムート
むーと
Carl Muth
(1867―1944)

ドイツのカトリック雑誌編集者、文芸評論家。ペンネームはフエレムンドゥス。ウォルムス生まれ。20世紀の初めドイツにおいて宗教的ルネサンスが認められたが、彼はこの運動の先達として1903年、月刊カトリック文化誌『ホーホラント』Hochlandを創刊、ナチズムに対する抵抗の時代を挟んで1941年休刊するまでその主宰者であった。カトリック文化、とりわけカトリック文学の再興に貢献し、彼の及ぼした影響は大きい。

[八城圀衛 2017年12月12日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ムート」の解説

ムート
Mut

古代エジプトの女神。アモン・レーので,夫が天空の主神になるとともに太陽神になった。そのためセクメトなどと混同される。たかの形のかぶりものを頭に載せる女,または双冠を載せる女,雌ライオンの頭をもつ姿として表現される。カルナック羊頭スフィンクスの行列は,アメンホテプ3世がムート神殿に捧げたもの。

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百科事典マイペディア「ムート」の解説

ムート

古代エジプトの女神。アメンの妻で,息子の月神コンスとともにテーベの三柱神群をなす。カルナックのアメン大神殿に隣接する同女神の神殿は有名。
→関連項目ルクソル神殿

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精選版 日本国語大辞典「ムート」の解説

ムート

(Mut) エジプト神話で、主神アモン‐ラーの妻。神々のとされる。

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世界大百科事典 第2版「ムート」の解説

ムート【Mut】

古代エジプトの女神で,神々の王アメン・ラー神(アメン)の妻。アメン・ラー,月神コンスとともにテーベの三柱神を形成する。上下エジプトの二重王冠を頂き,パピルスの王笏と生命の象徴アンクを手にした姿で表される。ムートの語が〈母〉を意味することから,偉大な母神とみなされた。信仰の中心の一つはテーベで,カルナックのアメン大神殿に隣接して,アメンヘテプ3世(在位,前1402ころ‐前1364ころ)によって建立されたムート神殿を見ることができる。

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デジタル大辞泉「ムート」の解説

ムート(Mut)

エジプト神話で、主神アモン=ラーの妻。神々の母とされる。

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