ムラサキシメジ(紫占地)(読み)ムラサキシメジ(英語表記)Lepista nuda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ムラサキシメジ(紫占地)
ムラサキシメジ
Lepista nuda

担子菌類マツタケ目シメジタケ科。秋に,林地内の地上群生または孤生する。傘は径 3.5~8cmで初め球状,丸山形を経て平らに開く。中央はややくぼみ紫色,のちに汚桃色となり,さらに褐色を帯びる。ひだは傘と同色。柄は長さ4~8cm,太さ 0.5~1cmで中実,これも傘と同色。胞子紋は肉色ないし淡桃色。食用になる。北海道,本州に産し,北アメリカヨーロッパオーストラリア小アジアにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android