ムラサキギボウシ(読み)むらさきぎぼうし

世界大百科事典(旧版)内のムラサキギボウシの言及

【ギボウシ】より


[利用]
 変異が大きいこと,交雑が容易なこと,種子や株分けによる増殖が簡単なこと,一度植えれば株をつくり長期間生育すること,病害に強く日陰でも育つこと,花は1日花でも花序で次々に咲くことなどの特性は,ギボウシを園芸利用する場合の長所となっている。ヨーロッパには18世紀末までに中国からマルバタマノカンザシとムラサキギボウシH.ventricosa Stearnが入っていたが,日本産のものは1830年ころにP.F.vonシーボルトにより,ライデンの植物園に初めて持ち込まれた。その後,アメリカにはヨーロッパ経由で伝わり,現在,欧米では日本以上の人気を得ている。…

※「ムラサキギボウシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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