日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムテサ(2世)」の意味・わかりやすい解説
ムテサ(2世)
むてさ
King Edward Frederick Mutesa Ⅱ
(1924―1969)
ウガンダのブガンダ王国最後の国王(カバカ)。独立後ウガンダ初代大統領。マケレレ大学在学中王位を継承したが、引き続きケンブリッジ大学に留学。1953年宗主国イギリスのウガンダ統一国家独立構想に反対してブガンダ王国単独独立を主張したため、イギリスによって王位を剥奪(はくだつ)されロンドンに追放。1955年許されて帰国。1962年ウガンダの独立とともに大統領に就任。1966年改憲によりオボテ首相が全権を握り、宮殿を襲ったため、ムテサ2世はロンドンに亡命。1969年失意のうちに死去。
[林 晃史]
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