ムツオビアルマジロ(英語表記)Euphractus sexcinctus; six-banded armadillo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムツオビアルマジロ」の意味・わかりやすい解説

ムツオビアルマジロ
Euphractus sexcinctus; six-banded armadillo

貧歯目アルマジロ科。体長 40cm内外。体は甲板でおおわれ,頭,尾,四肢も鱗でおおわれる。頭部が扁平で,可動帯甲が6~8個ある。前肢には5本の指があり,第2指の爪が大きい。おもに夜行性植物質昆虫類を食べるが,ときにトウモロコシなどの農作物を荒すことがある。南アメリカのアンデス山脈以東のサバナに分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のムツオビアルマジロの言及

【アルマジロ】より

…夜行性で,巨大な前足の第3指のつめでシロアリの塚を壊したり,根のはったやぶや畑でも手ぎわよく穴を掘ってシロアリやミミズ,昆虫などを食べる。ムツオビアルマジロEuphractus sexcinctusは体長40~50cmで,地中に1~2mのトンネルを掘って食物を探す。夜間死肉に群がるのが見られる以外は,めったに姿は見られない。…

※「ムツオビアルマジロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android