ムタレ(英語表記)Mutare

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムタレ」の意味・わかりやすい解説

ムタレ
Mutare

旧称ウムターリ Umtali。ジンバブエ東部の都市。モザンビークとの国境に近く,標高約 1080mの高地に位置。 1890年頃開拓され,98年ソールズベリー (現ハラレ) とモザンビークのベイラを結ぶ鉄道が通じ,茶,タバコ,畜産物,木材などの集散地として発達。自動車組立て,繊維,パルプなどの工業も盛ん。文教都市でもあり,市街はジャカランダ,ホウオウボクなどの街路樹に縁どられ,風光美にも恵まれる。北方にはイニャンガニ山 (2595m) を含むムトラジ滝国立公園がある。人口7万 5358 (1982) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ムタレ」の意味・わかりやすい解説

ムタレ

ジンバブエ東部,モザンビークとの境界に近い都市。金,銅,鉛,タングステンなどの鉱山地帯の商業中心地で,アルコール製造,食品加工なども行われる。ベイラ〜ハラレ間の鉄道に沿い,1899年鉄道開通によって発展した。18万6208人(2012)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android