ミーソン聖域(読み)ミーソンせいいき

世界遺産詳解 「ミーソン聖域」の解説

ミーソンせいいき【ミーソン聖域】

1999年に登録されたベトナムの世界遺産(文化遺産)で、ダナンの南、トウ・ボン川流域のジャングルに位置する古代遺跡。古代チャンパ王国の都市で、宗教的な中心地であり、ヒンドゥー教聖地だった。チャンパ王国は2世紀末に海洋民族のチャム族が築いたもので、17世紀にベトナムに滅ぼされるまでは海上貿易によって発展を遂げた。13~14世紀にはインド系ヒンドゥー教の文化が発達した。聖地ミーソンには70余の祠堂の遺跡が残されている。◇英名はMy Son Sanctuary

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android