ミラー(William Hallowes Miller) みらー William Hallowes Miller (1801―1880)
イギリスの鉱物学者。ウェールズに生まれる。ケンブリッジ大学を卒業。1832~1870年ケンブリッジ大学の鉱物学教授を務める。結晶学のほか、流体力学、静水力学に関する研究がある。とくに結晶面を定義づける指数(h,k,l)を最初に使用した。これを「ミラー指数」あるいは「ミラー記号」とよぶ。主著に『結晶学論』Treatise on Crystallography(1839)がある。英国学士院会員。フランス科学アカデミー会員。