ミュールハイム(読み)みゅーるはいむ(英語表記)Mülheim an der Ruhr

デジタル大辞泉 「ミュールハイム」の意味・読み・例文・類語

ミュールハイム(Mülheim)

ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。正式名称はミュールハイム‐アン‐デア‐ルール。デュースブルクエッセン中間に位置し、ライン川の支流ルール川に沿う。ルール地方の工業都市の一つで、19世紀に石炭採掘により発展。第二次大戦で大きな被害を受けた。市街南部には森林農地が広がる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミュールハイム」の意味・わかりやすい解説

ミュールハイム
みゅーるはいむ
Mülheim an der Ruhr

ドイツ西部、ノルトライン・ウェストファーレン州、ルール地方鉱工業都市。人口17万2900(2000)。ルール川の河畔に位置する。ルール川はライン川から当地までの12キロメートルが浚渫(しゅんせつ)され、水運に利用される。またケルンからルール地方を経て北方および東方に向かうアウトバーンや鉄道が通じる。市域北東部に四つの炭鉱があるが、産業の中心は、交通上好位置にあるために発展した工業、とくに鉄鋼、機械、精油などである。市域は、鉱工業のおこった多数の村が合併して形成され、まとまりがないが、第二次世界大戦後、駅の南に大規模な都心が計画的に建設された。南部の丘陵地は保養地となっている。

[齋藤光格]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ミュールハイム」の意味・わかりやすい解説

ミュールハイム

ドイツ北西部,ノルトライン・ウェストファーレン州の工業都市。ルール川に臨み,鉄鋼・製油・石炭・繊維工業が行われ,マックス・プランク石炭研究所,ロマネスクの教会,中世の古城などがある。16万7200人(2011)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android