世界大百科事典(旧版)内のミハイルの言及
【トベーリ公国】より
…トベーリとモスクワの歴代諸公は,全ロシアの宗主権を示すウラジーミル大公位をめぐり,認定権をもつキプチャク・ハーン国の宮廷で暗闘を繰り返した。1304年に大公位を獲得したトベーリ大公ミハイル(1271‐1319)は,モスクワの攻略には成功しなかったが,ノブゴロドには優位を保ち,〈全ロシアの大公〉と自称した。モスクワのユーリーと争い,貢税着服とハーンの妹でモスクワ公ユーリーの后コンチャクを毒殺した罪でハーンに処刑された。…
※「ミハイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」