20世紀西洋人名事典 「ミノル ヤマサキ」の解説
ミノル ヤマサキ
Minoru Yamasaki
1912.12.1 - 1986.2.6
米国の建築家。
シアトル生まれ。
日系二世。ワシントン大学卒業後、後に国連本部ビルを手がけるハリソンの事務所など、多くの事務所で建築実務を経験し、1949年セント・ルイスで独立。’56年セント・ルイスのランバート空港でAIA賞、’57年神戸のアメリカ領事館で日本建築学会賞を受賞し注目される。ニューヨークのツインの摩天楼ワールド・トレード・センター・ビル(’66〜74年)は2本一対の超高層ビルで、建設当時は世界最高最大のオフィス・ビルであった。洗練された空間構成とゴシック建築を思わせる美しい装飾が人目をひきつける。他の作品にウェイン州立大学マグレガー記念ホール(’58年)、シアトル万国博科学館(’64年)、ロサンジェルスのセンチュリー・プラザ・ホテル(’66年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報