ミジンコウキクサ(微塵粉浮草)(読み)ミジンコウキクサ(英語表記)Wolffia arrhiza

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ミジンコウキクサ(微塵粉浮草)
ミジンコウキクサ
Wolffia arrhiza

ウキクサ科一年草。東京付近をはじめ関東地方より西の各地に広く帰化し,世界中に分布する。池の水面に浮ぶ微細な粒状単子葉植物で,種子植物では世界最小のものといわれる。根をもたず,緑色一端から芽を出し,分離して増殖する。冬は休眠芽をつくって水底に沈む。雌雄同株で花は単生する。秋頃,まれに体の上面にへこみができ,なかおしべとめしべ各1本をつける。

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