日本大百科全書(ニッポニカ) 「マーラティーマーダバ」の意味・わかりやすい解説 マーラティーマーダバまーらてぃーまーだばMālatīmādhava 8世紀ごろ活躍したインドの劇作家ババブーティ作のサンスクリット戯曲。作者の代表的傑作で、10幕からなり、パドマバティー国の宰相の娘マーラティーとビダルバ国の宰相の息子マーダバとの恋愛が幾多の波瀾(はらん)を生み、めでたく結婚に至る経緯の物語。サンスクリット戯曲中屈指の恋愛劇といわれている。[田中於莵弥] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例