マース(英語表記)Maes(Maas), Nicolaes(Nicolas)

精選版 日本国語大辞典 「マース」の意味・読み・例文・類語

マース

[一] ローマ神話の軍神マルスの英語名。ギリシア神話ではアレスという。
[二] 火星

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デジタル大辞泉 「マース」の意味・読み・例文・類語

マース(Mars)

ローマ神話の軍神マルスの英語名。
《「マーズ」とも》火星

まあす

真塩ましおの転》沖縄方言で、塩のこと。まあすう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マース」の意味・わかりやすい解説

マース
Maes(Maas), Nicolaes(Nicolas)

[生]1634. ドルドレヒト
[没]1693
オランダの画家。 1650年頃アムステルダムのレンブラントのもとで修業。 54年から故郷で活躍。 73年以後アムステルダムで制作。初期には褐色調のレンブラントに近い画風の風俗画が多いが,65~67年のアントウェルペン旅行以後ファン・ダイクの画風に近づき,肖像画を中心に制作。主要作品は『祝福を与えるキリスト』 (1654以前,ロンドン,ナショナル・ギャラリー) ,『怠惰召使』 (55,同) ,『窓辺の少女』 (55頃,アムステルダム国立美術館) 。

マース
Maass, Joachim

[生]1901.9.11. ハンブルク
[没]1972.10.15. ニューヨーク
ドイツ小説家。 1933年アメリカに亡命各地の大学でドイツ文学を講じ,第2次世界大戦後一時帰国したが,再び渡米。初め詩を書いたが,のち社会小説に転じ,小説『ミミのいないボエーム』 Bohème ohne Mimi (1930) ,『敵対者』 Der Widersacher (32) によって文名を確立。代表作は,典型的な悪女小説『グッフェ事件』 Der Fall Gouffé (52) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マース」の意味・わかりやすい解説

マース
まーす
Joachim Maass
(1901―1972)

ドイツの作家。ハンブルク生まれ。1924年から創作活動。最初の長編『ミミのいないボエーム』(1930)にはトーマス・マンの初期の短編を思わせるゆううつなイロニーがにじむ。39年アメリカへ亡命。編集者を経てのちにドイツ文学の教授も務める。51年以降ドイツにときおり帰る。精緻(せいち)で透徹した心理描写による歴史・現代小説のなかでは、女性に潜む魔性を扱う『グフェ事件』(1952)が代表作。

[高辻知義]

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知恵蔵 「マース」の解説

マース

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