マンマーティー家(読み)まんまーてぃーけ

世界大百科事典(旧版)内のマンマーティー家の言及

【イスラム】より


【イスラムとはなにか】
 イスラムはアラブの預言者ムハンマドが610年に創唱した一神教で,世界宗教として西アジア,アフリカ,インド亜大陸,東南アジアを中心に現在ほぼ6億の信者をもつ。正しくはアラビア語でイスラームといい,〈唯一の神アッラーに絶対的に服従すること〉を意味する。信者をムスリムというが,それは〈絶対的に服従する者〉の意である。イスラムそれ自体が宗教の名であるから,イスラム教と呼ぶ必要はない。…

【書記】より

…軍事政権の成立以後は,官僚の行政権は大幅に縮小されたものの,文書の作成や国家財政を円滑に運用するためには,書記を用いることが不可欠であり,それらの専門的な知識は代々〈家の学問〉として受け継がれた。ブワイフ朝時代イラクのサービー家やアイユーブ朝(1169‐1250)時代エジプトのマンマーティー家はその代表である。以上のような官僚としてのカーティブ以外に,ワジールに仕えて文書の作成や家産の管理に当たる秘書としてのカーティブも存在した。…

※「マンマーティー家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」