マンガン黄銅(読み)まんがんおうどう

世界大百科事典(旧版)内のマンガン黄銅の言及

【鋳造】より

…当初は平炉で溶解が行われていたが,大正年代にアーク式電気炉の導入により材質の改善が著しく進歩した。銅合金鋳物は主として青銅鋳物が鋳造されていたが,銅鋳物の耐食性,耐海水性にすぐれることに注目し,艦船への用途,とくに推進器用として,マンガン黄銅,シルジン青銅が開発され,用いられるようになった。アルミニウム合金鋳物が鋳造されるようになったのは昭和に入ってからで,10年代にはダイカスト鋳造も始まった。…

※「マンガン黄銅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」