百科事典マイペディア 「マルクス=レーニン主義」の意味・わかりやすい解説
マルクス=レーニン主義【マルクスレーニンしゅぎ】
→関連項目共産党|国家社会主義|人民革命党|日本社会党|マルクス=レーニン主義研究所
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…しかし,資本主義と異なった原理で組織された社会としての社会主義社会は,ソ連邦,東ヨーロッパ,東アジア,キューバなどの共産主義国に実現されたものに限られる。これらの諸国は,いずれもマルクス=レーニン主義から出発して社会主義社会の建設と発展をすすめた。それぞれみずからの歴史を背景として多様なあり方を示し,とくにユーゴスラビアのように際だった独自性を打ち出したものもあるが,なおいくつかの基本的な特徴が共通に確認される。…
…しかしその影響力はたんなるブルジョア社会批判の枠をこえて,19世紀の最後の四半世紀から現代にいたるまで世界の革命運動のなかで主導的役割を果たしてきた。ときにはレーニンの思想(レーニン主義)と機械的に結びつけて,〈マルクス=レーニン主義〉といわれることもあるが,ここでは固有のマルクス主義に限定して述べることとする。 マルクス主義は西ヨーロッパの近代ブルジョア社会を母体とし,そこから内発的に展開した思想であり,レーニンの著名な規定に従えば三つの源泉をもっている。…
…ロシア革命の経験とレーニンの思想理論を核とするマルクス主義の潮流。ボリシェビズム,共産主義,マルクス=レーニン主義ともいう。ロシア革命の経験とその指導者レーニンの理論は,コミンテルンを通じて,世界中に広められた。この革命的マルクス主義の潮流を〈レーニン主義〉の名で呼ぶことは,レーニンの没後に始まった。ブハーリン,ジノビエフらもその定式化を試みたが,スターリンが1924年4月スベルドロフスク大学で行った講演〈レーニン主義の基礎について〉は最も包括的なものであった。…
※「マルクス=レーニン主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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