マリンコビッチ(読み)まりんこびっち(英語表記)Ranko Marinković

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マリンコビッチ」の意味・わかりやすい解説

マリンコビッチ
まりんこびっち
Ranko Marinković
(1913―2001)

旧ユーゴスラビア、クロアチアの小説家、劇作家故郷のダルマチア地方を舞台として、アドリア海沿岸や島の人々の生活と心情機知風刺に富んだバロックスタイルの文体描写。小説『バルコニーの下で』(1953)、『手』(1953)、『ソクラテス屈辱』(1959)、『キュクロープス』(1960)、『カーニバル』(1964)、戯曲グロリア』(1955)などの作品がある。また、ザグレブ国立劇場支配人でもあった。

[栗原成郎 2016年3月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android