マナ・マオリ・モトゥハケ(英語表記)Mana Maori Motuhake; Home Rule Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マナ・マオリ・モトゥハケ
Mana Maori Motuhake; Home Rule Party

19世紀末から 20世紀初めにかけてニュージーランドマオリ族の政治的独立を企てた政治集団マオリ語で内政自治党の意。 1860年代の植民者との戦いに敗れ,植民者に対し徹底した不信をいだく人々が,ヨーロッパ人の文化と融合しようとするマオリ青年党とは逆に,マオリ民族独自の国民議会確立と,先住民土地裁判所や先住民信託局の廃止を目指して政治運動を展開した。みるべき成果はあがらなかったが,1930年代以降,議会でマオリ議席を支配するようになったラナタ独立運動の理念的原動力となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android