マツダ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マツダ」の意味・わかりやすい解説

マツダ

自動車メーカー。1920年東洋コルク工業設立,1927年東洋工業と社名変更。初期は中型,小型,軽四輪,三輪の各種トラックで知られたが,1960年から乗用車にも進出した。1961年,ロータリーエンジン生産・開発のためドイツ連邦共和国の NSU,バンケル社(→バンケル)と技術提携を行なう。ロータリーエンジンを搭載したマツダ車は 1960年代に日本市場に投入され,1971年にアメリカ合衆国でも発売された。しかし 1970年代のガソリン価格の高騰によって燃費の悪いロータリーエンジン搭載車の売り上げが下降し,経営状態の悪化を招いた。1979年アメリカの自動車メーカー,フォード・モーター資本提携。1984年マツダと社名を変更。1996年フォード・モーターが株式の 33.4%を取得したことによりフォード・モーターの傘下に入った。2015年フォード・モーターがマツダの全株を売却し資本提携を解消。2017年トヨタと資本提携。本社は広島県府中町。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「マツダ」の解説

マツダ

正式社名「マツダ株式会社」。英文社名「Mazda Motor Corporation」。輸送用機器製造業。大正9年(1920)「東洋コルク工業株式会社」設立。昭和2年(1927)「東洋工業株式会社」に改称。同6年(1931)三輪トラックの生産を開始。同59年(1984)現在の社名に変更。本社は広島県安芸郡府中町新地。東京本社は東京都千代田区内幸町。米フォード系の自動車会社。ロータリーエンジンを独自開発。欧米市場に強み。東京証券取引所第1部上場。証券コード7261。

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精選版 日本国語大辞典 「マツダ」の意味・読み・例文・類語

マツダ

(Mazda) ゾロアスター教の善神である火の神。→アフラマズダ

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デジタル大辞泉 「マツダ」の意味・読み・例文・類語

マツダ(Mazdā)

アフラ=マズダー

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