マジャパヒト王国(読み)マジャパヒトおうこく(英語表記)Majapahit

旺文社世界史事典 三訂版 「マジャパヒト王国」の解説

マジャパヒト王国
マジャパヒトおうこく
Majapahit

1293〜1520
ジャワ島を中心としたヒンドゥー教王国
元の遠征軍来島の直前に反乱滅亡したシンガサーリ朝の王族ヴィジャヤが,元軍の支持を得て王位につき,ついで元軍を追放してジャワ島東部マジャパヒトに都を置いて王朝を始めた。第4代の王ハヤム=ウルクが名宰相ガジャ=マダ補佐を得て最盛期を現出,15世紀後半よりイスラーム勢力の進出で衰えた。

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精選版 日本国語大辞典 「マジャパヒト王国」の意味・読み・例文・類語

マジャパヒト‐おうこく ‥ワウコク【マジャパヒト王国】

(マジャパヒトはMajapahit) 一三世紀末から一六世紀初めにかけてジャワ中・東部を支配したヒンドゥー教王国。シンガサリ朝一族、ラデン=ウイジャヤが元軍の侵略を撃退してスラバヤ付近のマジャパヒトに建てた王国で、一四世紀半ばが最盛期で、版図はボルネオ・マラッカ・スマトラにまで及んだ。一六世紀初頭、イスラム勢力の勃興により滅亡。

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