マクデブルク大聖堂(読み)マクデブルクダイセイドウ

デジタル大辞泉 「マクデブルク大聖堂」の意味・読み・例文・類語

マクデブルク‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【マクデブルク大聖堂】

Magdeburger Dom》ドイツ中東部、ザクセン‐アンハルト州の都市マクデブルクにある大聖堂正称、聖マウリティウスと聖カタリナ大聖堂。10世紀建立の教会に起源し、13世紀から16世紀にかけて建造。同国最古のゴシック様式の大聖堂として知られる。2本の鐘楼の高さは約100メートル。隣接する修道院に神聖ローマ皇帝オットー1世の墓がある。

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世界大百科事典(旧版)内のマクデブルク大聖堂の言及

【オットー美術】より

…後者は東西に袖廊(トランセプト)をもつ多塔形式をとり,とくに交差部の正方形がプランの基準となる明確な構成はオットー建築の典型をなし,ドイツ・ロマネスク建築へ受け継がれていく。マクデブルク大聖堂(1028焼失)のように教会堂内部が一連の壁画で飾られることはまれではなかったが,大部分は失われ,オーバーツェルOberzell(ライヘナウ)のザンクト・ゲオルク聖堂(とくにキリスト奇跡を表す大画面)にわずかに遺例が見られるのみである。工芸では,象牙細工は前代ほど重要でなくなり,金工がめざましい発展をとげ(《バーゼルの祭壇前飾》など),同時代ヨーロッパで最も高い水準に達した。…

※「マクデブルク大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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