マガディ湖(読み)マガディコ

デジタル大辞泉 「マガディ湖」の意味・読み・例文・類語

マガディ‐こ【マガディ湖】

Lake Magadi》ケニア南西部、大地溝帯にある強アルカリ塩湖。首都ナイロビの南西約80キロメートルに位置する。面積約100平方キロメートル。天然ソーダを産し、ソーダ灰が精製される。フラミンゴの飛来地としても知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「マガディ湖」の意味・わかりやすい解説

マガディ[湖]
Lake Magadi

アフリカ東部,ケニア南西部にある塩湖。面積約100km2。首都ナイロビの南西約80km,アフリカ大地溝帯なかに位置する。天然ソーダが採掘され,埋蔵量は1億tとも2億tともいわれる。ここの天然ソーダを精製して得られるソーダ灰(炭酸ナトリウム)はマガディ灰と呼ばれ,大正時代に一時日本に大量に輸出されたことがある。東岸にマガディの町がある。
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世界大百科事典(旧版)内のマガディ湖の言及

【天然ソーダ】より

…採掘,焙焼,水溶解,再結晶などの精製工程を施して,炭酸ナトリウムを製造する。ケニアのマガディ湖はソーダ湖として有名で,1904年に発見され,トロナ埋蔵量2億tといわれた。古くから小規模の炭酸ナトリウム生産が行われている。…

※「マガディ湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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