現代外国人名録2016 「マイケル チャン」の解説
マイケル チャン
Michael Chang
- 職業・肩書
- テニス指導者
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1972年2月22日
- 出生地
- ニュージャージー州ホボケン
- 経歴
- 1966年米国に移住した台湾系中国人を両親に持つ中国系2世。スペインの名手だったヒゲラス・コーチにテニスの指導を受ける。’87年15歳の時に全米選手権の18歳以下で初優勝し、全米オープンに出場、1勝を挙げる。’88年プロに転向し、トランスアメリカ・オープンでプロツアー初優勝、全米オープンではベスト16に進出。’89年2月デ杯ワールドグループ1回戦の対パラグアイ戦で米国代表としてシングルスに出場、2勝を挙げて米国の準々決勝進出に貢献。同年6月の全仏オープンでは前年の全英オープン(ウィンブルドン)覇者ステファン・エドベリ(スウェーデン)をフルセットの末破って優勝、史上最年少(17歳3ケ月)のチャンピオンとなった。’94年AT&Tチャレンジで優勝。’95年セイコー・スーパーテニスで優勝。’98年膝を故障してからは低迷し、2003年8月全米オープンを最後に現役を引退。ツアー通算34勝。世界ランキング最高2位。175センチ、73キロと男子選手としては小柄ながら俊敏さを生かしたベースラインプレーヤーとして活躍。コマネズミのように動き回り、ボールを丹念に拾いまくるテニスから“東洋のマシン”といわれた。ツアー優勝34回。4大大会は全豪オープン準優勝(1996年)、全仏オープン優勝(’89年)、ウィンブルドンベスト8(’94年)、全米オープン準優勝(’96年)。世界ランキングの自己最高位は2位(’96年)。2008年国際テニス殿堂入り。2013年12月錦織圭に請われてコーチに就任。トッププロを指導した実績はないが、身長が低くプレースタイルが似ている錦織を技術面、肉体面で強化し、2014年全米オープン準優勝、2015年世界ランキング4位に導いた。4大大会の男子シングルス最年少優勝記録は現在も破られていない。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報